宇野 碧(うの あおい)

 



神戸生まれ。
食べること、料理、旅、青色が好き。

そしてもちろん、本も。
幼少期のお気に入りの絵本は、フックス・フーバー「忘れられた庭」。


8歳のとき、壮大なファンタジー小説を構想するが、目次だけ書いて終わる。
まだ登場してもいないウルマというキャラクターを目次だけで「ウルマの死」と書いて死なせたら、父親に「どうしてワシに無断でウルマを勝手に死なせるんだ」と文句を言われる。

9歳で初めて、既存の児童書「みにくいおひめさま」を7割くらいパクったお話を書く。
10歳の夏休み、天沢退二郎著「光車よ、まわれ!」で読書感想文を書いて読書コンクールの学年代表に選ばれた、ような気がする。
(今は絶版だけど、高度経済成長期の軋みと土着的なホラーが融合した異色の冒険ファンタジー。小学生の仲間がふつうに死んだりするハードな展開にショックを受け、今も鮮烈に覚えている本)
11歳、学級通信「みどりの風」によく日記が選ばれて掲載されて、話すのは苦手でも自分の書いたものでみんなが笑ったり、感心したりしてくれることに自信を持つ。
自分が世界とコミュニケートする手段は文章だ、とこの頃思い定める。

17歳。バイト先のたこ焼き屋の先輩に「将来の夢は?」と訊かれて初めて「小説家!」と答える。でも小説なんて一文字も書いていないことに気づく。

25歳。初めてちゃんと短編(原稿用紙50枚ほど)を完成させる。
完成した小説を、ふと見つけて初めて入った古本屋の店主に渡して「読んで感想をください」と無茶ぶりをする。

26歳。初めて長編(400枚ほど)を書いて、読書好きな知り合いに「読んで感想をください」と無茶ぶりをする。

31歳で、応募した小説が初めて最終選考まで残る。
30代後半で、やっと小説の書き方を体得しデビュー。

小説現代長編新人賞の受賞のことば

世界中の人に、小説という形で生きるよろこびを届けられるようになるのが今の夢。

【影響を受けた本たち】

「山賊のむすめ ローニャ」 アストリッド・リンドグレーン
「空色勾玉」 荻原規子
「これは王国のかぎ」 荻原規子
「ムーミン谷の仲間たち」 トーベ・ヤンソン
「つきのふね」 森絵都
「ただの私」 オノ・ヨーコ
「ゲイという経験」 伏見憲明
「百年の孤独」 ガルシア・マルケス
「沼地のある森を抜けて」 梨木香歩
「家守奇譚」 梨木香歩
「カイエ・ソバージュ」シリーズ 中沢新一
「グランドファーザー」 トム・ブラウン・ジュニア
宮沢賢治、谷崎潤一郎の作品いろいろ

あとは、日渡早紀と大島弓子のマンガたち